沖縄県では、ケガをした野生動物（傷病鳥獣）を一般の方が発見された場合、まず野生動物救護ドクターのもとで一時救護が行われます。その後、沖縄こどもの国はリハビリを目的とした二次救護施設として、野生動物救護ドクターからの依頼を受け、傷病鳥獣を受け入れています。
この度、野生下で削痩し保護されていたミサゴが、本園でのリハビリとトレーニングを経て、2025年2月20日に野生復帰しましたので、お知らせいたします。
【放鳥したミサゴの個体情報】
◆保護された場所：浜比嘉島
◆救護日時：2024年10月1日
保護時のミサゴの様子：保護時は体重1kgしかなく削瘦していた
一時収容施設：どうぶつたちの病院 沖縄にて治療、リハビリを経て、本園に移送
沖縄こどもの国への来園日：2024年11月9日
ミサゴ Pandion haliaetus とは▽
・沖縄県での保護状況
環境省レッドデータおよび沖縄県レッドーデータ：準絶滅危惧（NT）
一属一種であり、海洋汚染や開発などによって個体数を減少させています。
・生態と特徴
日本では、沖縄を除くほぼ全国で繁殖しています。県内では夏を越す個体がしばしば見られるものの、営巣は確認されておらず、沖縄では主に冬鳥と考えられています。主な餌は魚類で、海岸や大きな河川、ダム湖で観察されることが多いです。
★傷ついた野生鳥獣を見つけたら？ ※当園では直接の救護受入れはおこなっていません。
投稿 傷病鳥「ミサゴ」の野生復帰への放野について は 沖縄こどもの国 - Okinawa Zoo & Museum に最初に表示されました。